健やか倶楽部 2012年冬号の体験特集

緑深い太古の原生林で深呼吸、たくさん歩いたら温泉へGO!世界遺産・屋久島で温泉ハイキング&サイクリング! ぽっかぽか&リラックス

旅先でサイクリングやハイキングをした後に、土地の名湯を楽しむ人が増えています。自然ゆたかな世界遺産・屋久島で、冬の健康旅=「温泉ハイキング」「温泉サイクリング」を体験しました。

悠久の時の流れを感じさせるヤクスギランドの苔むした深い森。
悠久の時の流れを感じさせるヤクスギランドの苔むした深い森。

悠久の森をハイキング。樹上の空中回廊をウォ―ク

温泉ハイキングを体験!

温泉ハイキングを体験!

ハイキングやサイクリングをした後に温泉でいやされる「温泉ハイキング」「温泉サイクリング」は、運動と温泉のW効果で、体の奥からぽっかぽかになる、冬にぴったりの健康旅です。各地に温泉が湧く世界遺産・屋久島でチャレンジしてきました。
1日目は、温泉ハイキングに出かけました。
早朝にヤクスギランドに到着。ヤクスギランドは標高1,000m~1,300mの位置に広がります。苔むす深い森の中にシニアでも歩きやすい遊歩道が整備され、樹齢1,000年を超える巨樹がそびえています。荒川の清流も流れこんでいて、森と川が織りなす屋久島の悠久の大自然を感じることができます。
巨大な屋久杉の切り株

巨大な屋久杉の切り株。

巨大な切り株や視界をおおう倒木、霧深い道など、次々と現れる森の姿は感動の連続です。千年杉や、幹まわり8mの仏陀杉の大きさに圧倒され、屋久杉の生命力を感じました。
その後、モッチョム岳の麓に移動して、樹上10mに作られたボードウォークを歩くキャノピーウォークを体験しました。キャノピーとは樹のてっぺん、樹冠を意味します。
樹の上を歩けるなんて驚きでした。森の匂い、風の揺らぎ、景色も地上とは全く違います
キャノピーウォ―クにチャレンジ

樹の上につくられたキャノピーウォ―クにチャレンジします。

まさに空中回廊

小さく見えているのがアサヒ緑健のスタッフ。まさに空中回廊です。

尾之間温泉の足湯

尾之間温泉の足湯。ハイキング帰りの人たちに人気があります。

たくさん歩いた後は温泉へGO! 源泉掛け流しの尾之間温泉へ。約350年前に鉄砲で撃たれた大ジカが傷を癒したと言い伝えられる温泉です。岩風呂の底からこんこんと湯が湧き出しています。熱めの湯がじっくりあたためてくれます。屋外には足湯もあって、ハイキング帰りの人たちでにぎわっていました。
ハイキングの後に温泉に入ると、疲れもとれて、体も心も元気がよみがえります。
尾之間温泉

尾之間温泉。

足元から湯が湧いています

足元から湯が湧いています。

屋久島地図
社団法人屋久島観光協会
〒891-4207
鹿児島県熊毛郡屋久島町小瀬田310-1
Tel. 0997-49-4010
梢回廊キャノッピ(キャノピーウォーク)
〒891-4403 鹿児島県熊毛郡屋久島町原677-44
Tel. 0997-49-3232

西部林道・緑のトンネルを走りウミガメの砂浜にいやされる西部林道で温泉サイクリング横河渓谷で自然を体感!

2日目は、景色の美しい西部林道をサイクリング。永田いなか浜からゴールの温泉目指してスタート。横河渓谷では、ハンモックに寝転んで心いやされる「自然体感ツアー」も体験しました。

西部林道からは、洋上アルプスと言われる屋久島の海岸線が見える。
西部林道からは、洋上アルプスと言われる屋久島の海岸線が見える。

海辺をサイクリング。木陰のハンモックでお昼寝

日本一のウミガメの産卵地・永田いなか浜。

日本一のウミガメの産卵地・永田いなか浜。

2日目は、温泉サイクリングにチャレンジしました。
スタートは、日本で一番多くウミガメが産卵のために上陸する永田いなか浜。1kmほど続く白い砂浜、コバルトブルーの海は島内屈指の美しさです。水平線の彼方には、口永良部島、噴煙を上げる硫黄島が見えました。
寝転べる大きさの巨岩

巨岩に寝転ぶと、日なたの岩はあたたかく、日陰の岩はひんやり冷たいです。

午後は、高さ3mを超える巨岩が集まる横河(よっご)渓谷に寄り道。ここで、地元屋久島でガイドをつとめるカイホー屋・佐藤直哉さんの案内で、木陰のハンモックでお昼寝したり、透明な清流に足を浸したり、巨岩に寝転んでその大きさを感じたりする「屋久島自然体感ツアー」を体験しました。
クリスタルボウルの演奏

永田いなか浜で佐藤直哉さんによる楽器クリスタルボウルの演奏を聞きました。

「縄文杉を見に行く屋久島ツアーもいいですが、ゆっくりとした時間の流れの中で屋久島の大自然をのんびり感じてもらえたらと思っています」と佐藤さん。独特の音にセラピー効果があるといわれる楽器クリスタルボウルの演奏も聞かせていただきました。
木陰でハンモック

渓流脇の木陰でハンモックを吊るして、ちょっとお昼寝。

屋久島のゆたかな自然に包まれてハンモックでお昼寝なんて、とてもぜいたくな時間でした。
リラックスした後はふたたび西部林道に戻ってサイクリングを続けました。
湯泊温泉の足湯

湯泊温泉の足湯。体中がぽかぽかにあたたまります。

大川の滝

落差88mの大川の滝。滝壺近くまで行けます。

ワンポイントアドバイス
シニアには電動アシスト付き自転車がおすすめです。編集部では取材のサポートチームが電動アシスト付き自転車を使用。重たい荷物があってもぐんぐん進めました。

自然体感ツアー カイホー屋
佐藤直哉 Tel. 0997-45-2340
http://www1.odn.ne.jp/kaiho-ya/

屋久島最大のガジュマルの樹 自然を満喫! 絶景を見ながら足湯 湯泊海中温泉でゆ~ったり! 屋久杉クラフト体験

温泉サイクリングのゴールは湯泊温泉「先の湯」。満潮時には海に沈む海中温泉です。温泉につかり、サイクリングの疲れをいやし、ぽっかぽかになりました。樹齢1,000年を超える屋久杉を使った箸づくりも体験しました。

湯泊温泉「先の湯」
湯泊温泉「先の湯」。湯船は溶岩でできています。目の前は太平洋。絶景です。
湯泊温泉のついたて

湯泊温泉。左が女性用、右が男性用。ついたてで仕切られています。

純白の屋久島灯台

純白の屋久島灯台。

源泉掛け流しの海中温泉を楽しむ

ガジュマルの木

中間ガジュマル。根がアーチ型に道をおおっています。

西部林道は照葉樹林におおわれ、一年中緑のトンネルになっています。ヤクシカ、ヤクサルが多数生息していて、サイクリングのあいだ何度も出会いました。
途中、日本の滝百選に選ばれた大川の滝、屋久島最大のガジュマルの樹にも立ち寄りました。大川の滝は落差88m。滝壺の近くまで歩いていくことができます。
中間地区にあるガジュマルは樹齢300年を超え、高さ15m。
ゴールは湯泊温泉。海岸に広がる溶岩が湯船になっている「先の湯」は満潮時に海に沈む海中温泉です。もちろん源泉掛け流し。
夕方からは、杉の舎(すぎのや)で旅の記念に「千年のゆらぎ」と表現される屋久杉の曲線をいかした箸づくりを体験しました。
のみを使います

のみを使って、少しずつ削りあげていきます。

杉のいい香りがします

杉のいい香りがします。

出来上がりのはし

仙人さんの箸と呼ばれる独特の形。

時計づくり

青空の下で屋久杉クラフトの時計づくりに挑戦。

遠くに出かけなくても、近くの公園をサイクリングや散歩して、家であったかいお風呂に入れば「温泉サイクリング」「温泉ハイキング(ウォ―キング)」を楽しむことができます。寒い日が続くと家に閉じこもりがちです。この冬は、旅先あるいは近所で、「温泉サイクリング&ハイキング」を楽しんでみてはいかがですか。
杉の舎 本店(箸づくり)
〒891-4207 鹿児島県熊毛郡屋久島町小瀬田324-31 Tel. 0997-43-5441
梢回廊キャノッピ(時計づくり)
〒891-4403 鹿児島県熊毛郡屋久島町原677-44 Tel. 0997-49-3232

編集後記

アサヒ緑健コミュニケーター 田中

アサヒ緑健コミュニケーター 田中
3日間の取材を通して、本当にたくさんの自然とふれあうことができました。
また、屋久島の方々が屋久島を愛している想いもとても伝わってきました。
今回の取材で一番気になっていたのは「キャノピーウォーク」です。地面ではなく、空中を歩く…。鳥になった気分が味わえるということでワクワクでした。
いざ出発すると、本当に木と木の間に道があり、歩いているとまるで探検隊になったような気分でした。このキャノピーウォークは同時に屋久島の自然を守るための取組みというお話も伺い、奥が深いなと思いました。
貴重な体験ばかりで楽しい取材でしたが、それと同時に今あるこの自然を大切にしていかなければいけないということにも気づかされ、学ぶこともできました。

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